「7キロまで無料です」と言われても、パッと重さが思い浮かばない……。
旅行や出張の準備をしていると、LCC(格安航空会社)などでよく見かける「手荷物7キロ以内」のルール。
この「7キロ以内」という制限、なんとなくイメージはできても、実際にどれくらいの荷物が詰められるのか、自分の荷物が大丈夫かどうかを判断するのは意外と難しいですよね。
特に初めてLCCを利用する人にとっては、「どこまでOKで、どこからアウトなのか?」と不安になる方も多いはずです。
けっこう厳しそうに感じますが、実はちょっとした工夫でラクにクリアできるんです。
ポイントは、「重くなりがちなポイントを知っておくこと」と「不要なものを思い切って減らす勇気」。
この記事では、「7キロって実際どれくらい?」という疑問からスタートし、パッキングのコツ・おすすめアイテム・超過時の注意点まで、実践的かつわかりやすくご紹介していきます。
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7キロってどれくらい?日常のものでイメージしよう
「7キロ」と言われても、なかなかピンとこないですよね。
でも、こんな身近なもので想像できます。
- 2リットルのペットボトル×3本半(=約7キロ)
- 米5キロ+財布とスマホ
- ノートパソコン(1.5キロ)+衣類・ポーチ数点
さらに言えば、小さめの炊飯器や中型の犬1匹分くらいの重さと考えると、具体的にイメージしやすくなるかもしれません。
お子さんのランドセルを持ってみると、ちょうど7キロ前後になることもあります。
つまり、ちょっと重めのトートバッグやリュックを満タンにしたくらいの重さ。
見た目以上にすぐオーバーするので、軽量化の意識はとても大事です。
特に衣類や化粧品、電子機器など、細かいものが重さを積み重ねがちです。
ひとつひとつは軽くても、まとめると想像以上の重さになってしまうので、日常的に「これは何グラムくらいあるのか?」を意識する習慣を持つと、パッキングの精度もグッと上がります。
LCCの「7キロ制限」はどれくらい厳しい?
格安航空会社(LCC)では、機内持ち込み手荷物に厳しい制限があります。
特に近年では、チェックインの効率化やコスト削減の観点から、持ち込める手荷物の重量や個数に関して明確なルールが設けられています。
少しでもそのルールを超えると、追加料金や持ち込み制限などの対応を求められる可能性があるため、事前の確認と準備がとても重要です。
たとえば――
- ピーチ航空: 手荷物は合計2個まで、合計7キロ以内。小さなハンドバッグとリュックなどの組み合わせも可ですが、合計の重さが基準となります。
- ジェットスター: 手荷物2個で7キロ以内、超えると有料。機内持ち込みには厳しく、搭乗前に重量チェックされることも多いです。
- バニラエア: 同様に合計7キロ以内。過去には緩かったルールも、現在ではかなり厳格になっています。
これらのルールは航空会社ごとに微妙に異なりますが、共通して言えるのは「7キロ」というラインが絶対基準になっているということ。
1グラムでもオーバーすると超過料金が発生することもあるので注意が必要です!
また、荷物のサイズや個数もチェックされることがあり、「1つにまとめておけばよかった…」と後悔するケースも。
そのため、旅行前には公式サイトで最新情報を確認し、必要であれば荷物を分けたり、軽量化を図る工夫が欠かせません。
7キロに収める!上手なパッキング術
●バッグ選びがすべてを左右する!
- 軽量なスーツケース(約2キロ)
- ナイロンや帆布のリュック(約0.7〜1キロ)
バッグ自体が重いと、それだけで上限に近づいてしまいます。
“バッグはできるだけ軽く!”が鉄則です。
さらに、軽さだけでなく機能性も重視しましょう。
たとえば、外ポケットが多いバッグは収納がしやすく、頻繁に出し入れするアイテムの整理に便利です。
また、拡張機能がついているバッグでも、飛行機に持ち込む際はサイズ制限に注意が必要です。
旅行用としては、折りたたみ可能なサブバッグを1つ忍ばせておくと、現地で荷物が増えた時に役立ちます。
●1泊2日なら、服は最低限+工夫で乗り切れる!
- 上下1セット(着用)
- 替えの下着・靴下1セット
- コンパクトなインナーや圧縮袋を活用!
- 薄手の羽織ものやストール(温度調整用)
着回せる服を選んだり、現地で洗濯するつもりで準備すると、だいぶラクになります。
また、軽量で速乾性のある素材を選べば、洗濯しても翌日には乾いて再利用できるため、荷物を減らせます。
さらに、現地の天気を事前に調べておくと、不要な服の持ち過ぎを防げます。
天候に合わせて柔軟に対応できるよう、使いまわせるアイテムを意識して選びましょう。
重さオーバーするとどうなる?
7キロをオーバーした場合、その場で追加料金を払うことになります。
たとえば――
- ピーチ航空: 空港での追加手荷物料金→2,000円以上。便や時期によってはそれ以上になることもあり、特に繁忙期は高額になるケースも。
- ジェットスター: 空港で預けると1,900円〜3,000円超。事前にオンラインで申し込んだ場合よりも、空港カウンターで支払う方が割高になります。
「ちょっとだけオーバーだから大丈夫でしょ」と思っていると、カウンターで止められて再パッキングを求められることも。
周囲に人が多いなかで荷物を広げて詰め直すのは、想像以上に気まずく、時間もかかります。
また、手荷物が規定を超えてしまった場合は、機内に持ち込めず、預け荷物扱いになってしまう可能性も。
そうなると、荷物の扱いが乱雑になったり、受け取りに時間がかかったりといったトラブルにもつながります。
旅行前には、自宅で荷物を計っておくのが安心です。
最近では、旅行用の小型デジタルスケールも手軽に購入できるので、1つ持っておくととても便利。
前日までにしっかり荷物の重さをチェックしておけば、空港で慌てる心配もなく、スムーズに搭乗できます。
おすすめの軽量グッズ&衣類の選び方
7キロ制限をクリアするには、荷物の選定が超重要!
- 折りたたみスニーカー・圧縮袋 → かさばる靴や衣類をコンパクトに。とくに圧縮袋は服の体積を大きく減らせるため、バッグの中の空間を有効活用できます。靴もできるだけ軽量・柔らかいものを選ぶのがコツ。
- 無印・100均の詰め替え容器 → 化粧水やシャンプー類を最小化。旅行日数に合わせて量を調整すれば無駄も減り、液体物の持ち込みルールにも対応しやすくなります。
- 薄手・速乾素材の衣類 → 軽くてすぐ乾くので、少なくても安心。特に夏場や南国旅行では、1〜2枚をローテーションすれば十分に過ごせます。
- 小型マルチツールや折りたたみ傘 → 意外と重くなりがちな日用品も、軽量モデルを選ぶことで節約に。100gの違いが積もれば、余裕が生まれます。
また、軽量アイテムは一度揃えてしまえば、その後の旅行にも繰り返し使えるのでコスパも良好。
必要なグッズをリスト化しておけば、毎回の準備も時短できて一石二鳥です。旅行用にひと通りそろえておけば、今後もずっと使えます◎
荷物を“シェア”するのもアリ
家族や友人と一緒に旅行するなら、荷物の分担もアリです。
- ドライヤーや充電器などの小物はシェア。特にドライヤーはかさばる上に重くなりがちなので、1つで充分。
- 化粧品類も共用できるものはひとつにまとめましょう。日焼け止めやクレンジング、ボディローションなど、意外と共用できるアイテムは多いです。
- 着替えを圧縮して、まとめて運ぶのも効果的。圧縮袋を活用すれば、複数人分でも1つのバッグにコンパクトに収まります。
- さらに、電源タップや延長コードも1つあれば複数人で使えるので便利。宿泊先での充電争いも回避できます。
- お菓子やガジェット類も分担して持ち合えば、それぞれの負担がグッと軽くなります。
この「分担術」で、1人あたりの荷物がグッと軽くなります!
さらに、協力しながら準備することで、旅の一体感も増し、移動中のストレスも減少。グループ旅行ならではのメリットを活かすのがおすすめです。
まとめ:7キロ制限でも快適な旅はできる!
「7キロって少ない」と感じるかもしれませんが、ちょっとした工夫で充分旅は楽しめます。
- バッグ選びは軽さ最優先!重さが軽いだけでなく、ポケットや収納が多いバッグを選ぶと整理整頓もラクになります。
- 圧縮や着回しで衣類を最小限に。特に薄手で速乾性のある素材を選べば、洗ってすぐ使えて便利です。
- 超過料金に注意して、事前チェック!荷物の重さを測れる小型スケールを持っておくと安心です。
さらに、旅行先の気候や予定に合わせて持ち物を見直すことで、余計な荷物を減らすことができます。
たとえば、現地で調達できるものは持っていかない、ホテルの備品を活用するなど、小さな工夫が効果大。
荷物をコンパクトにすれば、移動もラクになり、自由度の高い旅行が楽しめますよ。
ちょっとした身軽さが、旅先での行動力や気持ちのゆとりにもつながっていきます。