一世を風靡した懐かしのゲーム機を、今でも大切に遊んでいる方は多いのではないでしょうか。
そんなレトロゲームを楽しむうえで、意外と大きな壁となるのが「コントローラー」の存在です。
時間が経つにつれて、メーカーによる製品の生産は終了してしまうもの。
特に、古い機種になればなるほど、コントローラーも市場から姿を消してしまい、手に入れるのが難しくなってしまいます。
もしコントローラーが壊れてしまったり、手元にない場合は、ゲーム機があっても遊べない…という寂しい状況になってしまうことも。
では、今では入手困難となってしまったコントローラーを、どうすれば手に入れられるのでしょうか?
この記事では、レトロゲーム機用のコントローラーを見つけるための具体的な方法について、わかりやすくご紹介していきます。
なぜ純正コントローラーは見つけにくいの?
新しいモデルが登場したばかりの頃なら、旧型用のコントローラーもまだ市場に残っている場合があります。
しかし、発売から何十年も経過しているゲーム機となると、多くの場合、メーカーはすでに純正コントローラーの製造を終了しています。
たとえば、ソニーのPlayStation 3用コントローラーや、任天堂のWii・WiiU用のリモコンなどは、すでに生産が終わっており、今では新品を見つけるのがとても難しくなっています。
ゲーム機本体の生産が終了すると、それに合わせて周辺機器も徐々に市場から姿を消していくのは、ごく自然な流れといえるでしょう。
とはいえ、コントローラーがなければ、せっかくのゲーム機もただ置物になってしまいますよね。
純正品が手に入らないとき、どうやって快適なプレイ環境を整えるか――次の章では、その具体的な方法をご紹介していきます。
レトロゲーム機のコントローラーを見つける方法
懐かしいゲーム機をもう一度楽しみたいと思ったとき、欠かせないのがコントローラーの存在ですよね。
ここでは、古いゲーム機用のコントローラーを手に入れるための、いくつかの方法をご紹介していきます。
サードパーティ製コントローラーを活用する
もし純正のコントローラーが手に入らない場合は、代替手段として「サードパーティ製」のコントローラーを検討してみるのもひとつの方法です。
たとえば、旧型プレイステーション用のコントローラーであれば、アマゾンなどの通販サイトで、非公式メーカーが製造した商品が販売されています。
純正品とは異なるメーカーによる製品ではありますが、基本的な操作性はしっかりしており、十分にゲームを楽しむことができます。
任天堂のWiiやWiiU、ゲームキューブ向けにも、同様にサードパーティ製コントローラーが数多く流通しています。
すべてのゲーム機に対応しているわけではありませんが、人気があり、技術的な難易度の低い機種については、比較的簡単に見つけられるでしょう。
また、サードパーティ製のコントローラーは、純正品に比べて価格が手頃なことが多く、コストを抑えながらレトロゲームを再び楽しみたい方にとって、頼りになる存在です。
ただし、選ぶ際には注意も必要です。
購入前にはレビューや評価をチェックして、信頼できる製品かどうかを見極めましょう。
特に海外製品の場合は、品質にばらつきが見られることもあるため、できるだけ国内ブランド(例:HORI、アンサー、アクラスなど)の製品を優先するのがおすすめです。
もし国内メーカーの製品が手に入らない場合は、信頼性の高い海外ブランドを選ぶようにしましょう。
中古市場で純正コントローラーを探す
もうひとつの方法は、中古市場を活用して純正のコントローラーを探すことです。
すでに生産が終了している製品でも、中古品であればまだ市場に流通していることがあります。
運がよければ、Wiiリモコンやゲームキューブ用コントローラー、スーパーファミコン、プレイステーション初代機、セガサターン用コントローラーなど、懐かしい機種用の純正品を手に入れることができるかもしれません。
ただし、中古品を探す際にはいくつかのポイントに注意が必要です。
たとえば、プレイステーション2やWiiのように当時大ヒットしたゲーム機なら、中古コントローラーも比較的見つけやすい傾向にあります。
一方で、ドリームキャストやセガサターンなど、市場規模がそれほど大きくなかったゲーム機の場合は、そもそもの流通数が少ないため、見つけるのが難しくなることも。
さらに、スーパーファミコンのように発売から長い年月が経っている機種については、たとえ中古市場にあっても、状態の良い品はだんだんと少なくなってきています。
年月とともにコントローラーは摩耗や劣化が進むため、購入する際には商品の状態をよく確認し、信頼できるお店から購入することを心がけましょう。
変換アダプターを使ってレトロゲームを楽しもう
一部の古いゲーム機では、専用の変換アダプターを使うことで、もともと用意されていたコントローラーがなくても、ほかのゲーム機用コントローラーで代用できる場合があります。
適切な変換アダプターさえ見つければ、オリジナルのコントローラーが手元になくても、問題なくゲームをプレイできるようになります。
また、複数のコントローラーに対応しているゲーム機であれば、主要なコントローラーが入手できなくても、代替できるものを使って遊ぶことが可能です。
選択肢が広がるので、より柔軟にレトロゲームを楽しめますね。
互換機を活用して懐かしのゲームをもう一度
もうひとつの選択肢として、「互換ゲーム機」を利用する方法もあります。
互換機とは、特定の古いゲーム機向けに作られたソフトを、そのまま遊べるように設計された新しい機器のことです。
たとえば、ファミコン用のゲームカートリッジが使える互換機が販売されており、オリジナルのファミコン本体が手元になくても、懐かしいゲームを楽しむことができます。
こうした互換機には専用のコントローラーが付属していることが多く、古いソフトを気軽にプレイしたい方にとって、非常に便利なアイテムとなっています。
まとめ
今回は、古いゲーム機のコントローラーを手に入れる、あるいは代わりとなる方法についてご紹介しました。
まず、サードパーティ製のコントローラーは比較的入手しやすく、純正品が見つからない場合には心強い選択肢となります。
また、中古市場をうまく活用すれば、オリジナルの純正コントローラーを見つけられるチャンスもあります。
さらに、変換アダプターを使えば、現代のコントローラーをレトロゲーム機で利用できるため、快適な操作環境を整えることも可能です。
加えて、互換機を使えば、古いゲームソフトをより手軽に楽しむことができます。
ご自身にぴったりの方法を選んで、もう一度、思い出のゲームに浸ってみてくださいね。