英語のテストや仕事のメールなどで「1th」や「2th」と書いたことはありませんか?
一見それっぽく見えて、特に数字に”th”をつければ正しいのでは…と思ってしまいがちですが、実はこの使い方は完全に間違いです。
英語には「1st」「2nd」「3rd」といった決まった表記ルールがあり、それを知らずに使ってしまうと、相手に違和感を与えたり、恥ずかしい思いをすることも。
この記事では、そんなよくある間違いである「1th」「2th」について、なぜ間違いなのか、そして正しくはどう表現するのかを、英語における序数(順番を表す数字)のルールとあわせて、やさしく丁寧に解説していきます。
ちょっとした英語表記の知識で、日常でもビジネスでも自信を持って使えるようになりますよ!
1thと2thの正しい使い方
1thと2thの意味と読み方
「1th」や「2th」は、日本人が英語を書くときによくやってしまう間違いのひとつです。
一見、「th」を数字のあとにつければOKだと思ってしまいがちですが、実際の英語では1番目、2番目、3番目にはそれぞれ特別な表記ルールがあります。正しくは「1st」「2nd」と書く必要があります。
これは英語圏の人にとっては常識ですが、日本の英語教育ではあまり強調されない部分なので、大人になっても知らないまま使ってしまう人も多いんです。
- 1th → ❌間違い(ネイティブには通じません)
- 1st(ファースト)→ ✅正解(1番目を表す)
- 2th → ❌間違い(意味が通じにくい)
- 2nd(セカンド)→ ✅正解(2番目を表す)
1thと2thの違いを理解する
英語では、順番を表す数字(序数)に特有の語尾をつけます。1、2、3にはそれぞれ「st」「nd」「rd」という語尾がつく特別なルールがあり、それ以降は基本的に”th”が使われます。
つまり、数字の最後の桁に応じて語尾が決まるということです。このルールを知らないと、見た目がそれっぽくても、意味が通じない英文になってしまうんですね。
覚えておきたい1th、2thの例文
実際にどのように間違えやすいのか、例文で見てみましょう。
- ❌ I am the 1th student.(私は1番目の生徒です、のつもりが不自然に)
✅ I am the 1st student.(正しい表現) - ❌ This is my 2th attempt.(これが私の2回目の挑戦です、のつもりが通じない)
✅ This is my 2nd attempt.(自然な英語表現)
このように、たった2文字の違いでも、読み手にとっては違和感が大きく、場合によっては「英語ができない人」という印象を与えてしまうことも。
英語を使う場面では、こうした基本的な表記ミスに気をつけるだけで、グッと信頼感が上がります。
英語における序数の表記法
基本的な序数のルール:
- 1st(first)
- 2nd(second)
- 3rd(third)
- 4th(fourth)
- 5th(fifth)
- 6th(sixth)
- 7th(seventh)
このように、英語では1〜3番目にはそれぞれ「st」「nd」「rd」を使いますが、4番目以降は原則としてすべて「th」をつけるのがルールです。
ただし、21st、22nd、23rdのように末尾の数字によっては再び「st」「nd」「rd」が登場するケースもあるので注意が必要です。
1st、2nd、3rdの正しい使い方
1st、2nd、3rdの意味と使い方
これらは日常英会話でもよく出てくるので、しっかり覚えておきましょう。特に日付、順番、ランキング、誕生日など、さまざまな場面で使われます。
正しい序数を使いこなせると、英語でのやりとりもより自然になります。
- 1st = first(最初)
- 2nd = second(2番目)
- 3rd = third(3番目)
また、これらの表現はスピーキングやライティングだけでなく、英語の看板やイベント告知、SNS投稿などでも頻繁に見かけます。
違和感なく使えるようになると、英語力全体の印象もアップしますよ。
序数の基本:1歳から4thまで
たとえば年齢や誕生日の話をするときにも、序数は登場します。
- He is 1 year old. → He is in his 1st year.
- My 3rd birthday was fun!
- She just celebrated her 4th wedding anniversary.
このように、数字だけでなく”th”や”st”などの使い分けを正確にすることが大切です。
thの付け方と間違い例
序数の語尾は、数字の「最後の1桁」に注目するのがポイントです。
- 4 → 4th
- 11 → 11th(例外ではありませんが、11〜13はすべて”th”)
- 21 → 21st(1で終わる数字は1st)
- 22 → 22nd(2で終わる数字は2nd)
- 23 → 23rd(3で終わる数字は3rd)
例外的に、11th、12th、13thなどは語尾の数字に関係なく”th”を使うので注意が必要です。
特許庁の英語表記と数字の使い方
特許庁における序数の重要性
特許庁関連の書類や報告書では、細かい表記のミスが大きな誤解を招くことがあります。英語表記も例外ではなく、序数の誤りはそのまま提出文書の信頼性を損ねてしまう可能性があります。
たとえば “1th Application” のように書いてしまうと、読み手にとっては「英語に不慣れな人」という印象を与えかねません。
また、海外の特許担当者や取引先とのやり取りでも、正確な英語が求められるため、序数の使い方は基本中の基本としてマスターしておく必要があります。
特許庁関連の英語の例文
- ✅ This is the 2nd version of the document.
- ✅ We filed the 3rd patent on May 4th.
- ✅ The 1st application was submitted last year.
- ✅ Please refer to the 4th page of the manual for more details.
よくある1th、2thの間違い
日本人がよくする間違い例
- 1th place → ❌(正しくは 1st place)
- 2th anniversary → ❌(正しくは 2nd anniversary)
- 3th floor → ❌(正しくは 3rd floor)
- 21th birthday → ❌(正しくは 21st birthday)
特に「th」をそのままつければよいと思ってしまうパターンが多く、誕生日や順位、階数など、日常会話やビジネスの中でもよく使う表現で間違いが起こりやすいので注意が必要です。
間違いを避けるためのポイント
- 1 = 1st(stはfirstの語尾)
- 2 = 2nd(ndはsecondの語尾)
- 3 = 3rd(rdはthirdの語尾)
- 4以降 = th をつける(例:4th, 5th, 6th)
- ただし、21st、22nd、23rdなどのように、末尾の数字が1, 2, 3の場合は再びst, nd, rdが使われるので要注意!
1th、2thの表記を整理する
正しい序数表記のルール
英語の序数は、末尾の数字に応じて “st” “nd” “rd” “th” を付けるのがルールです。
たとえば、1は「1st」、2は「2nd」、3は「3rd」となり、それ以降の数字には基本的に「th」を付けます。ただし、11th、12th、13thのような例外もあり、常に末尾の数字だけで判断するのではなく、慣用的な表現を覚えることも大切です。
また、書き言葉では序数の省略形が多く用いられる一方で、話し言葉では「first」「second」などのフルスペルが一般的です。
序数の学習リソースガイド
- 英英辞典やWeblioなどで検索して確認しましょう。正しい表記だけでなく、発音や例文もセットで学ぶことができます。
- 英語学習アプリ(Duolingo、Grammarly、BBC Learning Englishなど)では、実践的なクイズや例文を通して、楽しく自然に序数の使い方を学べます。
- 英文法の参考書やYouTube講座を活用して、視覚的に理解を深めるのもおすすめです。
Weblioや辞書の活用法
Weblioでは、正しい表現と例文をセットで確認できます。「1st」「2nd」などの単語を検索することで、品詞、発音記号、使い方のバリエーションも確認できます。
また、ネイティブが実際にどのように使っているのかを例文から読み取ることができるため、英作文やスピーキングの参考にもなります。
まとめ
「1th」「2th」は完全に間違い!英語の序数にはしっかりとしたルールがあります。「1st」「2nd」「3rd」「4th」…と正しい表記を覚えて、恥ずかしいミスを防ぎましょう。
これらのミスは特にフォーマルな場面や重要な提出書類、試験などで信用を落とす要因となることがあります。
また、ネイティブスピーカーとのやり取りにおいても違和感を持たれる可能性があるため、英語を使うすべての場面で気を配ることが大切です。特にビジネスや試験では要注意!